ライフスタイル

■ライフスタイル「こもろはすを訪ねて」

「こもろはすを訪ねて」

第1回・平成20年(2008年)7月6日

4)KEIオープンファームに工藤慶三さんを訪ねる


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工藤さんの話を熱心に聞くメンバー、手前はキャベツ 「小諸エコキャン」でロハス弁当の昼食を済ませたメンバーは、お弁当の食材に使っていた野菜の畑でもある「KEIオープンファーム」に工藤慶三さんを訪ねました。「小諸エコキャン」から歩いて5分。松井から高峰高原に向かう道を少し上ると、道端から工藤さんの畑が広がっています。
 工藤さんは、人にやさしい、自然環境にもやさしい野菜づくりにこだわり、化学肥料や化学農薬を使わずに、安全な野菜や果物を安心して食べてもらえる栽培法を実践しています。さっそく、畑に出て、その栽培法などについてお話を聴きました。実に多くの種類の野菜が植えられ、そのひとつひとつの野菜を前にしながら永年の経験から培ってきた工夫や方法、また苦労話などについて話してくださいました。自然の力でたくましく育っている野菜を目の当たりにし、生えている野菜をちぎって勧められるままに口にすると、工藤さんの「野菜固有の味、香り、栄養価がいっぱいの野菜を食べて欲しい」という気持ちがそのまま伝わってきました。工藤慶三さん


 キャベツ畑では、モンシロチョウが盛んに飛び交っていましたが、キャベツについた芋虫は、外側の葉を食べるだけだそうです。工藤さんの言う自然の力を信じれば野菜も野菜らしく強く育つのかなと感心させられました。メンバーもすっかり工藤さんの栽培法に関心がつのり、思わず次から次への質問攻めになってしまいましたが、丁寧に何隠すことなく答えてくださいました。
有機肥料について説明する工藤さん、後ろはミント また、「KEIオープンファーム」の販売法がユニークです。作業小屋の一角が直売所になっていますが、野菜は並んでいません。その代わりに収穫用のカゴやハサミが置いてあり、お客様に「どうぞ自分で好きな野菜を畑で収穫してください」ということです。収穫した野菜は、自分で計量して代金を計算、お支払いくださいという方式です。工藤さんは、「自分で収穫すると野菜がもっと好きになります」とも。そして、畑で作業する姿を近くで見てもらい、お客様とオープンにふれあいうことができればとも考えています。
 工藤さんの何事にもオープンで正直に取り組む姿勢に、嘘のないほんもののロハスを感じる事ができました。道をはさんで向こう側の沢の流れが天然の冷蔵庫。カゴのズッキーニは、畑でどんどん大きくなってしまうので、食べ頃サイズを収穫してここに冷やしておく。


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