ライフスタイル

■ライフスタイル「こもろはすを訪ねて」

「こもろはすを訪ねて2008」
第2回・平成20年(2008年)7月28日

2)いちごの栽培ハウスに倉本浩行さんを訪ねる


第2回・平成20年(2008年)7月28日

建ち並ぶ園芸ハウス 平成20年春、南ケ原に完成したいちご栽培の園芸ハウスに倉本さんを訪ねました。防風林のカラマツ林を抜け高原野菜の畑が広がる一画に大きな園芸ハウスが現れました。こもろはす会議のメンバーでもある倉本浩行さんが経営する「いちご平ファーム有限会社」のいちご栽培の園芸ハウスです。
 倉本さんは、平成11年に電気通信メーカーに勤めていたお父さんが転身して始めることとなった観光いちご園「こもろ布引いちご園」を手伝うために小諸にUターンしてきました。いちご栽培の苗床

倉本さん(右端)の熱心な話を聴くメンバー ここ南ケ原では、いちご果実の通年生産を実現するために、新たな取り組みをすすめている現場です。温室や栽培に使用する資材は、リサイクル可能なものを使用しています。いちご栽培の用水では、1000トンの雨水を貯めて使用したり、農薬を使わないですむようにアブラムシを退治するハチや葉ダニを食べるダニなどの益虫5種をハウスの中で放し飼いしています。また、いちご果実出荷用の箱は、使い捨てでないコンテナを使い、出荷先で回収して何度も使用しています。
いちごのコンテナ さらに地産地消にこだわり、完熟のおいしい「いちご」は、近隣のホテルやレストラン、菓子製造業者に出荷しているそうです。傷みやすい「完熟いちご」を遠くまで運ばないですませ、一番おいしい時期に生産の現場に近い場所でこれを食べてもらうことが、地産地消であり、ロハスな価値であることを知ることができました。



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第2回・平成20年(2008年)7月28日