環境保全・自然エネルギー

■活動紹介>環境保全・自然エネルギー

エコロジー・エネルギー研究会

ソーラークッカー

太陽電池パネル

 『エコロジー・エネルギー研究会』、通称『エコ・エネ研』は年齢も職業も様々な20人あまりの会員が集い、エコロジーやエネルギーについての関心事や情報を持ち寄って、話しあったり視察や研究、普及啓蒙などの活動をしている市民グループです。
 小諸市内の小中学校を中心に出掛けていき、こどもたちといっしょに『自然エネルギー教室』を実施しています。 太陽光発電の実験パネルと、自転車発電機で発電した電気で、それぞれ鉄道模型を走らせ競争したり、太陽熱を集めて調理できる「ソーラークッカー」でウインナーソーセージやホットケーキを焼いたり、太陽光発電パネルで発電した電気で、エレキヴァイオリンを演奏をしたり・・・と、自然エネルギーを体感できるような内容を工夫しています。
 また、平成17年3月、市内の8つの小中学校には、それぞれ10kwの太陽光発電システムが設置され、地域の「学校太陽光発電所」になりました。今後も子どもたちいっしょに地域のエネルギーについて考えていきます。

マイクロ水力発電実証実験プロジェクト

マイクロ水力発電

 「陽の当たる坂のまち小諸」の特性を生かしたマイクロ水力発電の可能性の調査及び発電された電力の有効利用による中心市街地の活性化策の検討を行うため、信州大学工学部池田研究室、エコロジー・エネルギー研究会、小諸市とでプロジェクトを組み、共同で実証実験を実施しました。(平成17年12月〜平成19年12月の2年間)
 発電した電気をイルミネーション、ルビーづくり実験、観光協会獅子みこしのライトアップ、からくり人形、打ち水用の水の汲み上げ、農産物直売所夕市の電灯などに利用しました。
 今後は、発電した電気を有効に利用できる場所における水車の再設置を検討します。
>>>実証実験に関する小諸市のホームページはこちら

森林再生プロジェクト

森林再生プロジェクト

野口健と森林再生

 「浅間山麓から日本の里山を変える」
木材価格の低迷、生育管理の不徹底などから国内の森林が荒廃し、整備・再生が叫ばれています。浅間山麓に広がる人工林も例外ではありません。人の手で植えられ育った人工林は人の手を加えて整備することが必要です。そうした現状をふまえ、小諸市ではアルピニストの野口健さんと協力し、今年度から5か年計画で浅間山麓の森林再生整備に取り組みます。“浅間山”という身近な山を見直すことから、日本の里山を変えることができたら・・・こんな思いで、地域活動と一体となった持続的な森林保全を目指しています。

  • 森林整備の推進
    • 自然と共生できる里山づくりのため、針葉樹を中心に植林されてきた市有林の間伐等と地勢にあった広葉樹との混合林化の実施計画を策定します。
    • 森林再生の指標となる動植物数や種類の変化、森林の利用者数等について、豊かさの指標として調査を実施します。
    • 業による森林整備支援である「森林(もり)の里親制度」により、企業と協働して森林整備を実施しました。
    • ・森林整備を推進するため、森林所有者等と協働の組織づくりを進め、間伐等による民有林の森林整備計画を策定します。
  • 森林に触れ・森林に学ぶ
    • 森林が本来もつ力や環境への影響などを身近なものとして体験できるイベントを開催しました。
    • 次世代を担う市内小学生の間伐体験を実施し、自然と共生する里山の大切さを学ぶイベント「野口健 森林教室」を開催しました。
  • 循環型社会をめざした森林の再生
    • 小中学校等の公共施設にペレットストーブを導入し、自然エネルギーへの転換の啓発をしています。
  • 身近に親しむ森林の創造
    • 森林に親しむことが日常的にできるよう、懐古園創造の森等の遊歩道の整備を行っています。
    • カブトムシの森を再生し森林機能の学習イベント「カブトムシふれあいフェスタ」を開催しました。