地産地消

■ライフスタイル「こもろはすを訪ねて」

「こもろはすを訪ねて」

第1回・平成20年(2008年)7月6日

2)建設中のご自宅に菊池秀之さんを訪ねる


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建設中の自宅、薪ストーブで使う薪も準備  浅間山麓を走る浅間サンラインから少し北へ上り、リンゴ畑を通り抜けて…ただいま建設中のご自宅に菊池秀之さんを訪ねました。ここは標高900m、西に遠く北アルプスを眺めることができる尾根筋の高台、南側にはカラマツ林、周辺は高原の畑地が広がるところです。
  草刈り機で庭の草刈りをしながらメンバーの到着を出迎えてくださった菊池さんは、麦わら帽子に首からタオルを掛け、長靴の作業服姿、すっかり田舎暮らしのひとです。菊池さんは、平成7年(1995年)に小諸にIターン、それまでは、東京虎ノ門に勤めるビジネスマンでした。結婚を機に、都会を脱出、奥様の出身である小諸に移り住むことを決心したそうです。
草刈り作業姿、麦わら帽子の菊池秀之さん(左) そして、平成18年(2006年)豊かな自然に囲まれ、畑を作りながら暮らすことのできるこの土地に巡り会い、自宅の建設をはじめました。当初の工事は大工さんにお願いしましたが、その後の仕上げ工事は自分自身でこつこつと進めています。建設当初から3年が経ち、まだ完成していないことを苦にしているとのことでしたが、それをさぞや楽しんでいるのだろうなという笑顔ではなしてくださいました。

  窓は、スウェーデン製・三重ガラスの木製サッシ、板張り・黒塗りの外壁、切り妻屋根の上に煙突が印象的な家です。真四角の最初の計画より少し大きくなってしまったとのことですが、建坪20坪の控え目なサイズが、シンプルな暮らしを想像させる建物です。 玄関を入ると広い土間、開放感のある板の間
 南側から玄関に入ると広い土間、開放的な空間から広い板の間が見渡せます。家の真ん中にある土間の上は吹き抜け、正面には薪ストーブが置かれ、この吹き抜けの空間を煙突が貫きます。煙突を見上げるとその両側は、屋根裏のロフト部屋。土間の空間に向かって、一階もロフトもそれぞれの部屋が開かれている、まさに開放的な印象の間取りです。各所にこだわりながら、こつこつとマイペースで仕上げられている建物からは、菊池さんのおおらかな人柄とロハスな暮らしぶりが想像できました。この家での暮らしがスタートする頃、まだ少し先になるかもしれませんが、また訪ねてみるのが楽しみです。


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